一昔前まで20代の女子は”寿退職”と言って、結婚をしたら仕事を辞めるのが当たり前でした。
だから就職をしても「結婚するまでの腰掛け」と扱われて責任のある仕事を任せてもらえなかったり、ある程度の年齢を超えても働いていると「まだ結婚しないの?」と言われてしまう。
しかし今では当時とは違い、男女問わず長期に渡って働き続けるのが当たり前の時代に突入しました。
だから「フリーターと正社員、どっちが良いか?どうやってキャリアを形成していくのか?」女子もそれを考える必要に迫られています。
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20代女子のフリーターとしての生き方は?
現在、働いている人口のうち、正社員ではない方は「10人中4人」と言われています。
そして2016年度には、非正規雇用の人口のうち57%が女性だという数字が出ています。
これは結婚して未就学児など小さな子どもを持ち、パートで働いている女性が多いからだと考えられています。
20代の女子がフリーターの場合、1人暮らしをしている人もいますが、多くの方は親と同居しているようです。
ある人は現在の職場での正社員登用を目指して努力をし、そしてまたある人は正社員として入社できる新しい職場を探しています。
正社員との格差ですが、少なくとも福利厚生の面ではもはや【ほとんどない】と言っても良いでしょう。
まず、社会保険に入れるのは当たり前。だから病気や怪我で休職する際も傷病手当がもらえるし、きちんと働いていれば有給もあります。
また、今ではアルバイトでリーダーを任される人も少なくありません。
そして地域にもよりますが、都市部では時給が1,000円を超える場所だってあります。
だから、”ただ生きていくだけ”ならフリーターでもやっていけなくはないのです。
結局のところ正社員と比べてどっちが良いのか?
正社員には非正規雇用にはない、いくつかのメリットがあります。
具体的には、
1.給与が月給制で受け取れる
2.契約更新という概念がない
3.昇進が可能である
このような内容になります。
まず、正社員だと「日給月給制」の職種を除けば、ほとんどの職場で月給制で給与を受け取ることができます。
フリーターなど非正規雇用は時給制のため、基本的にはノーワークノーペイ。
連休が多い月は、必然的に給与が下がってしまいます。
しかし月給制なら、連休があっても給与は変わりません。
次に契約更新という概念がないので、「次回も無事に更新されるだろうか?」という不安に怯える必要がありません。
これに対し、アルバイトは3~6ヶ月毎に訪れる契約更新の時期が近づく度に、緊張しなくてはいけません。
もちろん正社員も突然職を失う危険性がありますが、それは滅多にありません。
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昇進について
新卒で社員として就職した場合、早い人だと20代後半で主事などの役職に就くことができます。
これに対し非正規雇用だと、正社員登用制度のある職場でもアルバイトから正社員に這い上がることがまず第一の目標となります。
そしてアルバイトから正社員を目指すためには、「バイトの中でも一番仕事ができるリーダー的な存在であること」など、ハードルがかなり高いです。
この他にも急に職を失った際、正社員だった人の方が次の仕事が決まりやすいというメリットや退職金の有無もあります。
だから「フリーターと正社員どっちがいいのか?」と考えた時、安定性や将来を見据えると「正社員の方が良い」と言えます。
まとめ
20代のうちは”やりたい事”の方向性がまだ定まらず、すぐに就職は考えられない方は多いでしょう。
特に女子だと「いざとなったらお金持ちを捕まえて結婚すれば良い」と逃げ道を考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかしずっとフリーターでいると先への不安や、「正社員になった方がいいのかな?」という悩みが常につきまといます。
どっちの働き方が良いのか?
それはすぐに判断できないかもしれません。
なぜならアルバイトをしている貴女は、社員たちが長時間残業したり、リーダーとして重い責任を背負わされている姿を見ているからです。
しかし将来を考えると、正社員の方がやはりおススメではあります。
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